パネルボンド接着工法の特徴
- パネル交換作業の作業性の向上が図れる。
- ・溶接作業に見られる火花の発生がないため、内装トリム、シートなどの脱着の手間、カバーする手間などの付帯作業の軽減が図れます。
- ・溶接作業のような熱が発生しないため、熱によるパネルのひずみが起こらず後処理が容易です。
- 高品質な仕上がりが得られる。
- ・接着部は機密性が高く、内部への水の浸入を防ぎます。これにより錆の発生を防ぐ高品質な作業が可能です。
- 異種材料どうし、また溶接が困難な材料の接合が容易である。
- ・アルミニウム、FRPなどの接着が可能です。
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性能特性
被着体 |
せん断強さMPa(kgf/cu) |
はく離強さkN/m(kgf/25mm) |
鉄板 |
23.5(240) |
7(18) |
アルミニウム |
21.1(215) |
4.3(11) |
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可使時間
45分(25℃) (ミキシングノズルから吐出することができる時間) |
硬化時間
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25℃ |
60℃ |
立ち上がり強度発現時間
(次の作業に移れる時間) |
12時間 |
60分 |
完全硬化時間 |
24時間 |
90分 |
※ヒーター等で加熱することにより硬化を促進することができます。 |
工法説明および適用部位
パネルボンディング工法
接着剤を主に使用して接合する方法 |
ウェルドボンディング工法
スポット溶接と接着剤を併用する接合方法 |
適用部位:クウォーターパネル、ルーフパネル、ドアアウターパネル等のパネル交換作業
注意
パネルボンディング工法においては、ロッカーパネル、コアサポート等の構造部位には使用しないで下さい。 |
適用部位:スポット溶接作業をする部位全般
注意
構造部位への使用時は定められた点数のスポット溶接作業を必ず実施してください。 |
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